三角ホーでセイタカアワダチソウに挑む

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安くて便利な三角ホーで、
強敵・セイタカアワダチソウの群れを刈ってみた

 

田舎暮らしに草刈はつきもの

9月半ば。
雑草が生える勢いは夏ほどではないけれど、それでも草は生える(ネット用語ではない)。田舎は土の見えているところが多いから、それだけ草が生える場所も多い。放っておくと、あっという間に草だらけになってしまうから恐ろしい。更地や耕作放棄地に、草が茫々と生えているのは、田舎ではよく見る風景である。

また、人の住まなくなった空き家や何かの廃墟なども、手入れがされてなければ草が茫々になる。さらに、草が木になり、建物の屋根を突き破っている…なんて姿も見たことがある。

その勢いを見るたびに、植物の恐ろしさと一緒に逞しさも感じる。

ミシマ社刊の「木のみかた 街を歩こう、森へ行こう (コーヒーと一冊)/三浦 豊著」に、「手つかずのままであれば、日本列島の大部分は森に覆われる」と書いてあったのを思い出す。

日本はそもそも、その土地のほとんどが森だった。そこへ、人が手を加えたから今のような風景になっている。
それが、人の手が加わらなくなれば、原始の姿に自然と戻る。
すなわち、森に戻る。
これは当たり前のことといえば当たり前のことなんだが、改めて聞くと何だかわくわくしてしまう。

だが、それが身近に起こると「わくわく」なんて言ってられない。家の庭や所有している土地が、草茫々ではみっともない。だから、草を刈らねばならない。刈るのはいいが、刈っても刈っても生えてくるから、なかなか厄介ものである。

 

先日、友人から草刈を頼まれた。
何でも、家から少し離れたところに土地があって、そこの草刈が毎年大変らしい。いつもは刈払機で刈っているのだが、今年はその「あて」がなくなってしまい、どうしたものかと困っているというから、仕方ない元農業従事者の私が一肌脱ぐしかない、ということになった。

いざその土地を見てみると。

草刈前

いやはや、なかなか広いではないか。
これを鎌で刈るのは自殺行為だと思うくらいには広い。(何㎡とかは測ってないのでわからないし、測ったらやる気が削がれそうなので止めておいた)

草の種類を見ると、セイタカアワダチソウが混じっている。コイツは曲者である。セイタカアワダチソウはとても繁殖力が強く、名称通りに背が高いから他の植物が育たなくなる。

もう一種類、鋭利な葉をした雑草(名前は知らない)が勢力を持っていたが、セイタカアワダチソウに押され始めていて、そのうち勢力図が逆転するかと思う。

さて、どうしたものか。

刈払機はない。
鎌で刈れる範囲ではない。
そこで思い浮かんだ道具が「三角ホー」である。

 

三角ホー

三角ホー

三角ホーとは、長い棒の先に三角の刃がついた道具である。「ホー」とは鍬の意で、先端の三角の刃でもって、鍬のように土を削ったり、草を刈ったりできる。

横向きにしてガリガリ削る

三角ホーと私が初めて出会ったのは、私が農業法人の研修に行っていた時のこと。研修先で草を刈るのに、この三角ホーを使っていた。そこの社員が「三角ホー」という名前であることを教えてくれて、その名前が今までに聞いたことがなく、何だか不思議な名前と形の道具だったので、とても印象に残っている。

縦にして根っこごと削る

それから数年経った今でもそれを覚えていて、「三角ホー」を使おうとしているのだから、私にとってけっこう衝撃的な出会いだったのだろう。

では、この三角ホーは一体どのような特徴があるのかというと。

姿勢がラク
長い柄が付いているので、鎌ほど腰をかがめなくていい。

意外に使い道が多い
三角の横の刃で、ガリガリと地面を削って草を刈る。
三角の突端部分をグサッと土に刺して、草の根っこごと抜き取る。
刃の平らな部分で土を均す。
種類が豊富で、短いものもある。
刈り取った草を集めるのにも便利。

かっこいい
槍みたいでかっこいい(持つと髪の毛が伸びそうな…け○のの槍?!)。
かっこいいから、三角ホーを持つとやる気が出る。


安い

1,000円~2,000円代でホームセンターに売っている。

鎌で草を刈るにはちょっと広すぎる…けれど、刈払機でやるほど草は伸びていないし。といった時はこの三角ホーの出番である。

 

ゴールデンスター 草削鍬 ステンレス三角ホー 1050柄 4110 1,461円

 

sita 伸縮式三角ホー A507 1,480円

 

GS ステンレス三角ホー(普及品)240mm薄焼柄付 4116 3,080円

 

 

セイタカアワダチソウの群れに三角ホーで挑む。

 

ということは。
今回の草刈りには、正直三角ホーは向いていない。
どう見ても刈払機でやるべき草の量と広さである。
刈払機の方が作業が早いし、ラクであろう。

けれども、今回は「刈払機なし」という縛りがあるから、三角ホーでやるしかない!
早速、近くのコメリに行って三角ホーを買ってきた。

買ってきた三角ホーを握りしめて、草の前に対峙する。
目の前には強敵・セイタカアワダチソウの群れがある。

(無理だ、三角ホーで勝てる相手ではない)

強敵を前に怯む私。
その時、握っていた三角ホーが私に語りかけてきた。

「無理じゃないよ、君ならできるよ!ほら、僕をしっかり握って、無駄な力を抜いて、振りかぶるんだ。そして、ヤツを目がけて振り下ろすんだ!」

三角ホーにやる気をもらった私は、果敢にセイタカアワダチソウの群れに襲いかかった。

ザクッ!ザクッ!と根元から草を刈り取っていく。思いのほかの威力。これならば、この雑草の群れをやっつけることができるかもしれない…と希望を抱いたのも束の間であった。

季節は9月半ば。
時刻はお昼前。

20分ほど作業をしたら、汗がダーッ!太陽ピッカー!頭フッラー!(byサマージャム’95/スチャダラパー)夏本番ではないにしろ、それなりの日差しの強さの中での作業であるから、それなりに堪える。スチャダラパーのBOSEでも相当堪える作業である。

ぜぇぜぇと息も絶え絶え、ようやく作業を終えたのは1時間後のこと。ひとまず、セイタカアワダチソウが生えているエリアは除草できた(他の草は知らん)。

草刈後

そうして思ったことは一つ。

(来年やるなら、絶対に刈払機を使おう)

三角ホーは便利だが、用途を選んで使わないといけない。

 

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