古内茶 庭先カフェ取材記

 

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9軒の「庭先」がカフェに!
古内茶 庭先カフェに行ってきた

 

庭先で古内茶を飲みながら…


2019年6月2日、第1回古内茶 庭先カフェが茨城県東茨城郡城里町の古内地区で開催されました。

茨城3大銘茶のひとつ「古内茶」の産地であるこの地区は、古くからお茶の産地と知られていて…うんぬんは、前回のプレ・イベントの記事を読んでいただくとして。

前回がプレ・イベントなので、今回はいわば「本番」です。
「庭先」の軒数も大幅に増えて9軒になり、新聞やらフェイスブック、チラシやらで事前告知もバッチリ。
オリジナルのエプロンやのぼり、ロゴまで制作したようで、イベント当日はお祭りムードが古内地区から漂っていました。

そのような主催者さんたちの努力の甲斐あって、会場はオープン直後から大盛況。
会場の駐車場はどこもいっぱいで、のんびりと構えていた私は大慌て。
予想以上の客入りだったようで、対応していた農家さんも大慌て、でした(笑)。

庭先カフェの主催団体のひとつであるチャレンジしろさとの代表は、なんと当サイトでお馴染みの高萩さんです。

高萩さんはラジオにも出演して、庭先カフェをPRしていました。
そのラジオを聞いて、イベント会場で奮闘する高萩さんの姿を見て、身近な人がいつの間にかスターになっていた感覚に陥りました(笑)。

さて、本イベントは、お休み料300円を各会場(古内地区のお茶農家や住宅の庭先)で支払い、古内茶などの飲み物とお茶請けをいただいて、ゆったりのんびりくつろいでしまおうというもの。
「古内茶をもっとたくさんの人に飲んでもらいたい!」という町内の有志が力を合わせて開いた、町おこしイベントです。

用意された飲み物は、温かいお茶はもちろん、水出しの古内茶があったり、紅茶やワインがあったり、と会場ごとに工夫がされていました。
また、お茶請けもいろいろで、ピザやパン、天ぷらや漬物と和洋の味が楽しめて、どれもとてもおいしかったです。
けっこうボリュームもあったので、これで300円は安い!

 

会場になった庭先は、古内茶を生産するお茶農家さんや、バラが咲く素敵なお庭のある住宅、古民家・島家住宅、リノベーションした空物件など全部で9軒。
会場によってはライブやお茶摘み体験、筑波大生によるワークショップなどがあって、いろいろな場所を巡ってみたくなります。

メイン駐車場である旧・古内小学校から半径3.5㎞以内に会場は収まっていたので、ちょっと長めのお散歩にもいい距離でした。
(個人差はあると思いますが汗)

開催時間は午前10時から午後3時。
この時間内に9軒歩いて、食べて、飲んでをすれば、お腹いっぱい食べられて、おいしい新茶も飲めて、摂取したカロリーは歩いて消費して……という、健康的かつ充実した一日を過ごせそうです。

次回開催は2019年秋ごろを予定。
ますます充実したイベントになることを期待しています!

 

らくご舎の庭先カフェ巡り

 

私が今回の庭先カフェで訪問できたのは4軒でした。

高安園

まず一軒目は高安園さん。
こちらは昔から古内茶を生産するお茶農家さんです。
高安園さんは、前回のプレ・イベントでも出展していました。

メイン駐車場からすぐ近くにあって、そこから歩いて行けるのでイベント来場者の多くが訪れた「庭先」だと思います。
イベント開始直後に行ったのですが、席には既にたくさんのお客さんが座っていました。

まずは古内茶の新茶をずずずっとすすり飲み、それからお茶請けのよもぎ餅と新茶の天ぷら、大根の煮物をいただきました。

よもぎ餅うまっ!
そして、けっこう腹にたまるっ!

実は、高安園さんは普段から「庭先カフェ」のような状態で、店先に椅子とテーブルが用意してあって、そこに買い物客が座ってお茶をして……という感じなんです。
庭先カフェのイベント開催時以外で、イベントの空気感を味わいたい方は、高安園さんに行ってみるといいかもですね。

島家住宅

2軒目に訪問したのは、島家住宅。
築350年の古民家が庭先カフェの会場になりました。

島家住宅は、江戸時代中期に建てられたもので、国の登録有形文化財に指定されている歴史的建築物。

高萩さんから島家住宅の話を以前から聞いていて、いつか行ってみたいと思っていたので、ナイスなタイミングでした。

こちらでは、城里町の地域おこし協力隊の方がパンケーキと水出しの古内茶でおもてなしをしてくれました。
(パンケーキは高安園さんのお餅を食べてお腹いっぱいで、食べられませんでしたが…)

お茶を飲んだあとに、島家住宅内を見学。
ひんやりとしていて薄暗いのですが、妙に落ち着くのは私が日本人だからなのでしょうか。

これぞ、古民家といった茅葺屋根。
黒電話とか、久々に見ました。
縁側の木は古く、私が乗ると今にも抜け落ちそうなくらい。


私が住宅内のお風呂をぼんやりと眺めていた時、子連れのお客さんが近くにいたのですが、
その時のお父さんと子どもの会話がノスタルジーな気持ちを増加させてくれました。

父「トトロに出てきたお風呂だよ!」
子「ほんとだー」
父「わっはっはっはっ!(メイ・サツキのお父さんの声マネで)」

あー、あったあった、そんなシーン!
まっくろくろすけに出会ったあと、メイとサツキがお父さんと一緒にお風呂に入っている場面ですね。
おばけと遭遇した恐怖を、お父さんが笑って吹き飛ばしてしまおうという。

家に帰ってからググってみたら、本当に島家住宅のお風呂とそのシーンのお風呂がそっくりでした。
何より、島家住宅に来ていたお父さんの記憶力にびっくりですわ。

……おっと、話が脱線。

ヴィレッジマーケットカフェ(旧根本工業)

閑話休題、庭先カフェの3軒目の訪問先は、旧根本工業で行われたヴィレッジマーケットカフェです。
使われなくなった建物を、城里町在住の陶芸家・火翁窯の岩野さんが中心となってリノベーションし、庭先カフェのイベント会場として生まれ変わりました。

ヴィレッジマーケットカフェでは、古内茶とお茶請け(あべかわ餅)、そして、オーガニックマルシェカフェひ・ら・くさんによる古内茶の葉を使ったピザがふるまわれた他、地元農家さんによるネギの販売やうちわのワークショップ、マジックショー、音楽ライブ、古内在住のアーティストによる作家展が開催されていました。

小さな会場で、よくもまぁこんなにいろいろなことを、と思うくらいにバラエティに富んでいて、この会場だけでも半日過ごせそうなくらい。
お茶のイベントにアートが溶け込んでいて、他の会場と比べて異空間のような印象がして、おもしろい会場でした。
農とアートは、けっこう相性がいいのかもしれません。


Breaker the TVさんのライブでは、ちゃっかり「ゆず」のサヨナラバスをリクエストするなど、しっかり満喫してきました。

 

鯉渕晴人宅


そして最後の4軒目は、鯉渕晴人さん宅に。
3軒まわってちょっと疲れたので、最後はゆったりできそうな場所を…と思い、こちらへ訪問させていただきました。

こちらのお茶請けは米粉とおからのドーナツ、緑茶のみつ豆でした。
緑茶のみつ豆がほどよい甘さでお茶の渋味が効いていて、大人の味わい。
最後の訪問先がデザート系のお茶請けで、お腹の具合と絶妙なマッチングをしたのは、私の普段の行いが良いからだと思います!


鯉渕さん宅は、少し高台にあって、そこからは付近の茶畑が見渡せます。
神社がすぐ隣にあるのも手伝って、とても雰囲気のある庭先で、お昼休みにぴったりの空間でした。
長椅子に寝そべって昼寝したい衝動に駆られましたが、そこは我慢我慢…。

また、こちらでは城里町出身の根本樹弥さんがお茶摘み体験も実施して、けっこうな参加者がいたようです。
お茶摘みとか、普段できないですよね~。
「茶畑」があってこそ、お茶の町だからこそできる体験ですから。

 

らくご舎の庭先カフェ巡り・まとめ

というわけで、私が庭先カフェで訪問した4軒のご紹介でした。
これ以外の5軒のお宅にもお邪魔したかったのですが、時間がギリギリになってしまい、今回は断念。(結局14時過ぎまで滞在していました)

次回は全部まわりたいと思います、というか、スタンプラリーとかやったら躍起になってまわるかもしれません(笑)。

何にせよ、今回のイベントで「古内茶」という名の銘茶と「城里町」の魅力が来場者に知れ渡ったのでは? と思います。

約700年も前から伝わるお茶があって、江戸時代に建てられた家があって、それらを守り続ける暮らす人々がいて、応援する人もいて。

イベントを通じて、それらのヒト・モノ・コトを見ること、感じることができました。

地域の人々が一体となって、何かに取り組むと、こんなにも素敵な一日を人々に与えることができるんだな、と感動すら覚えました。

……のですが。

実は今回、ひとつだけ心残りがありまして。

それは、お茶のイベントに行ったのに、お茶を買うのを忘れたこと。
(おいおい。ネギは買ったのに)

気付いたのは自宅に帰ってからという。

以降、やたらとお茶ばかり飲みたくなるのは、季節のせいだけではなさそうです。

2019/6/2 らくご舎

古内茶Facebook

古内茶庭先カフェ
古内茶庭先カフェ - 「いいね!」62件 - 静岡県の縁側カフェをモデルに城里町古内地区の個人宅の庭先をカフェのように開放して交流を促進するイベントです。お休み料@300円。