野良本について ③ GREEN~農家のヨメになりたい~ 二ノ宮知子

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農家×二ノ宮知子=こんなにも愉快な世界に!

 

 

農村に住みたくなる?二ノ宮パワー全開の農業漫画

私がこのGREENという漫画を手に取ったワケは、農家が題材だったからではない。
当時(いつだかは忘れたが)この本を読んだ頃は、農家に興味がなくはないが、特別興味があるというわけでもなかった。
(その後に自分でやることになるなんて、思ってもいなかった)

そんな私がGREENを読んだ理由は、二ノ宮知子先生のファンだったから。

ブームを巻き起こしたクラシック漫画「のだめカンタービレ」から始まり、
ビジネス好き高校生が主人公の「天才ファミリー・カンパニー 」を読み、
飲んだくれコミックエッセイ「平成よっぱらい研究所」と続いて、
農家を題材にした漫画「GREEN」を読んだ。

こうして並べてみるとわかるが、
二ノ宮先生の選ぶ題材は、どれも「濃い」。

クラシック、ビジネス、酒飲み(?)、農家……。

そして、その後は質屋やオーバークロッカーの漫画を描いている。

このような題材を選ぶと、描くのに大変そうだが……。
そこは二ノ宮先生の取材力が光る。

しっかりとした取材で、マニアックな題材を初心者にもわかりやすく、面白く漫画にしている。

だから、読んでいて、知らない世界のことを知ることができる。
それに加えて、声に出して笑ってしまうほどのギャグセンス。

面白い上に、勉強になるなんて!
こんなすごい漫画は読んだことがない!

しかも、知識としてだけではなく、行動に移したくなってしまうほどの影響力を、二ノ宮漫画は持っている。

実際に私は、
のだめを読んで、クラシックCDを買ったし、
天ファミを読んで、ビジネス雑誌を買った。
酔っ払い研究所を読んで、飲み歩きをし、
GREENを読んで、農家に興味を持った(ゆくゆくは始めた)。

漫画とはいえ、侮れない影響力である。
(私が影響されやすいだけかもしれないが)

 

 

農村が舞台のラブコメ

さて、この「GREEN~農家のヨメになりたい~」の内容はというと、コテコテのラブコメディである。
普通のラブコメと違うところは、農村が舞台になっているところか。

舞台は秩父の農村。
そこにキャンプに来ていた主人公のワコが、偶然若手農家の誠と出会うところから物語は始まる。

割とあっさりと二人は両想いになり、その後は農村独特の「色濃い」文化や人々をまじえて、「色恋」の物語が進んでいく(お粗末)。

有機農家、観光農園、しいたけ農家…。
消防団、地域のお祭り、地域の旅行、後継者問題…。
野良着ファッション、虫騒動、野菜泥棒…。

舞台が農村なだけあって、登場人物や出来事も農村ならでは。
農村に住んだ経験がない人にとっては、まるで異国のファンタジーを読んでいるかのよう???

そして、最後は衝撃的(笑撃的?)なラストが待っているのだ(下ネタ)。

農村に住む人々、そこに根付いた文化、風景といった要素が、心底笑わせてくれて、心を和ませてくれる。
GREENを読めば、汚れた心をCLEANにしてくれるはずだ(再びお粗末)。

 

 

二ノ宮知子先生のコミックス

・のだめカンタービレ

言わずと知れた大ヒットタイトル。ドラマ化、映画化、アニメ化…果てにはCDまで発売された。変態and天才ピアニスト・野田恵と王子様指揮者・千秋真一が織りなす、クラシックラブコメ。

 

・天才ファミリーカンパニー

通称:天ファミ。高校生なのにビジネスの天才・夏木の周囲には、変態と天才が集まる? 二ノ宮先生お得意の俺様キャラが炸裂しています。個人的にのだめの次におすすめ。

 

・平成酔っ払い研究所

これを読むと、酒を飲んだくれたくなるので注意。二ノ宮先生の飲んだくれコミックエッセイ。